2024年6月21日
今日はお腹を休めようと思う。これまで横浜できゅうり生活だったのを急にちゃんとご飯を炊いて食べるようになり、逆に調子が悪い。お腹がびっくりしているのだろう。断食明けはお粥から、というもんね(断食していたわけではないけれど)引越した次の日に、都内に住む友人が焼肉をご馳走してくれた(ありがたい、ありがとう!)それ以外は外食はしていない。美味しそうな匂いを漂わせているお店が沢山あるけれど、自転車と洗濯機を買ってしまった今月は目を背けて(鼻を?)通る他ない。外食はできなくても、十分豊かである。お米もお肉も野菜も買った。袋麺も素麺もある。ウイスキーも一本あるし、最強になった気分。明日はアーティスト仲間と会う約束がある。夜一緒に飲むことになっているがお財布が心配。行遊費はこうゆう日に使わないとね!という駄洒落を思いつく。
貧乏生活の知慧
ここに越してきてからユニットバス生活になったのだけれど、なかなか最強な使い方をしている気がするのでご紹介したい。まず、バスルームには何も置いていない。トイレットペーパーホルダーの上にトイレットペーパーを置き、サンダルを立てかけてある以外、何も。お風呂に入る時はトイレットペーパーとサンダルを廊下に出し、廊下に置いてあるお風呂セットかごを手にシャワールームに入る。出てすぐのところにある洗濯機の上に着替えとタオルを置いて、服を脱いでシャワールームに入りドアを閉めてシャワーを浴びる。この時トイレの蓋と便座はあげておく。お風呂に入ったらついでに床も流してしまう。あとは外に出て体を拭いて服を着て、次にトイレを使用する時はサンダルを履く。(この時うっかりトイレットペーパーを忘れないように)便座は上げておいたので濡れていないし、サンダルを履けば足も濡れない。そのうちバスルームは乾くし、ついでに床を流しているのでいつも清潔だし、何も置いていないからお掃除も楽。なかなか最強な気がしている。3点ユニットの洗面台は一才使うことがない。台所で顔を洗うし、ユニットバスは本当にトイレとお風呂以外使うことがないが、お風呂セットの入ったカゴを置くのには便利。唯一の難点だと思っていたユニットバスもそんな感じで便利に使えている。あとトイレの掃除用具にブラシを使うのをやめた。いつもなんか不衛生だな〜と思いながらこれまでは使っていたけれど、流せるトイレブラシも持ち手の部分がなんか不衛生な気がする、と思って検索してみたら、セリアの「ハンギングステンレススポンジトング」に流せるブラシを挟んで使うテクを紹介している方がいて、使ってみたら、めっちゃ便利&清潔!使うたびにトングをさっと洗えるし、なんせ100円。プラス、ユニットバスなので気になれば便器丸ごとシャワーで洗えるので以前より清潔に使えるようになった!ユニットバスの換気扇はフル稼働して24時間つけている。これは以前の暮らしでも同じ。
この暮らしに唯一不足しているものといえば、動物だ。ここに犬や猫やウサギやフクロモモンガがいたなら、どんなに素晴らしい暮らしになるだろう。それは生活保護生活だからというよりは、この物件では叶わない。契約の際書類にペット不可(金魚も)と記されていたのだ。金魚もなのか、と思ったが何かきっと以前の入居者の不始末で苦い経験をしたのだろう。
昨日は工務店のおじいさんが帰った後も、ずっと隣の部屋から水を出す音、何かを直している音が聞こえてきていた。気になって済んでいるアパートの賃貸物件情報を見ると、更新されていた。入居者を募集しているようだ。今は上の階に一人とわたしだけだ。上の階の方も本当に静か。生活音以外は聞こえてこない。
照明は暖色のLED電球一つで過ごしており、空襲に怯えているわけでもないけれど(不謹慎な例えですみません)どうも蛍光灯の灯りに慣れておらず(前の住居でもこの電球の明かりで過ごしていた)備え付けの照明機器は使っていない。台所は日中明るいが寝室は一日中暗いので昼間も電球を灯している。朝台所の窓から日がさすと目が覚める。台所に椅子を持って行って本を読むこともある。太陽の光は好きだ。
今日は図書館に行こうかと思ったけれど、よく考えると今は借りたい本がない。手元にまだ読んでいない本が何冊かあるのでそれが先だ。とくに「カフカの日記」と山本浩貴さんの単著はめちゃくちゃ分厚く読むのに時間がかかりそう。他にも文フリでゲットした本をまだどれにも手をつけていない。1ヶ月以上は読むものに困らなさそうだ。先日読んだ「森は生きている」という有名な児童書はとても良かった。よくできたお話で、戯曲を読み慣れていないので最初は読みにくかったけれど、ストーリーが面白く、一つ一つの言葉が意味深で、詩も美しく、特に中盤からは終わらないでと思いながらページをめくった。
わたしは小さい頃全く本を読まなかった。高校生の時に森絵都さんの児童書に出会ったのがきっかけで、そこからいしいしんじさんやフランチェスカ・リアブロックの児童書を読み始めた。当時ヤングアダルト(中高生)向けの書籍が出版界でブームだったのだと思う。装丁も面白いものが多く、そんな感じで本を読み始め、太宰治や夏目漱石に遅まきながらハマり、本を読むようになった。
小さい頃は漫画雑誌「りぼん」「ちゃお」「なかよし」を毎月購読するくらい少女漫画が好きだった。小学校低学年まではバブル経済だったためか、気前よく買い与えてもらえていた。高校生になってからも水沢めぐみさんだけは別格に好きだったけれど、徐々に漫画は読まなくなり、ここ10年は漫画を読んでみようと手に取ってみても、全く読み進まなくなってしまった。一つ年の違う兄がいるので家にはジャンプやマガジンなど少年誌もあったけれど、インクの匂いが苦手で「臭いもの」だと認識していた。そんなわけで少年漫画は全く読まずに大人になった。今日は日記ではなく振り返ることばかり書いている。
朝からまたよく降っている。毎年梅雨時になると、レインシューズを買いたいな、と思いつつもう10年くらい経つ。恐ろしい。今年こそは買いたい。ワークマンの1500円のやつ。来月の保護費が入ったら買おうと思うけれど、そうこうしてる間に梅雨が明けてまた買わなくなりそうな気もする。先日知人に使っていないウインドブレーカーをもらい、なんだかすごくいいメーカーの物で、上着の表面を雨粒がコロンコロン転がっていく。撥水性抜群。これは今年の梅雨に大活躍しそうだ。ありがたい。それにしても自転車が心配だ。雨ざらしになっている。晴れたら拭きあげたら錆びないと信じているけれど、こうも毎日降られると拭く隙もない。生粋の面倒くさがりだから、濡れたカバーを片付けたり、予報を気にかけて、カバーをかけたりする自信がない。
夕方、即席麺の袋を開けてそのままぽりぽりと食べる。その勢いで素麺もそのまま食べてみたが塩辛くてこれは良くない。というか全然お腹を休めていない。むしろお腹をいじめている。
気がつけが日付を跨いでいた。寝ている間あまりの寒さに目を瞑ったまま、ベッドの下にある袋から毛布を2枚出して被り、それでもまだ寒くて目が開いた。6月22日の午前2時。変な時間に起きた。というか変な時間に寝た。夕方6時ごろに気がついたら眠ってしまっていた。7時以降に再配達が届く予定だったのに、またスルーしてしまった。」この雨のなか2回も配達に来てくれたのに、受け取れず、本当に申し訳ない。この部屋は共有の玄関ドアの内側にさらにうちの部屋の玄関のドアがあるので、軽いノックはまず聞こえない。ヤマトさん、佐川さん、アマゾンは電話をくれるけれど、郵便局、ヨドバシカメラの配達は電話をしない方針なのか、電話がこない。朝の配達はそんなわけで、雨音にかき消されて気が付かなかった。でも、夕方は寝てしまっていたので電話があったとしても気が付かなかっただろう。申し訳ない。再々再配達、本当に申し訳ない。最近の日記はもう寝て起きて寝て起きて、何度も夢を見て日をまたいで、日記というのが正しいのかがわからない。二日日記、一日半日記、という様相だ。
先日高円寺の書店の店員さんとお話をしていて、日記の定義って難しいですよねっていう話になった。昔だと手書きでノートに書いて死ぬまで誰にも見られたくないような、プライベートなことを書き綴っていたものだっただろう、という話になり、人目を気にしないで書けるから最も自由に書ける媒体だったはずだ、と。だから私のように公開しているものは日記ではないかも知れない。そういえば鍵付きのダイアリーって今も売られているのだろうか。小中学生の頃は文房具屋の日記帳の棚にそういうものが置いてあった記憶がある。使ったことはないけれど、そのくらい人は秘めたいことを書き記したいものなのだろうか。わたしはなんでもあけすかに話してしまうし、書いてしまう。そのことで問題になったことも何度もある。過去に作家の柳美里さんは処女小説でプライバシーを侵害されたとして訴訟を起こされて出版差し止め判決が下っていたりもする。表現の自由とプライバシーの問題、その境界線については難しい問題だと思う。
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