鬱日記②

夜の散歩とホットケーキ
かずさ 2024.06.26
誰でも

夕方煙草を我慢するためにウイスキーをロックで飲んで眠る。起きたら9時半、窓を開けていたので隣の家族の声で目が覚めた。
煙草を吸いに外に出よう。そう思って右ポケットに煙草とライター、左ポケットにスマートフォンと鍵を入れてサンダルを履いて外に出る。
ずっと来ようと思いつつ来ていなかった、徒歩1分ほどの近さにある公園に着く。トラックではランナーが走ったり、その周りをウォーキングしている人たちがいる。地図を見ると喫煙所がある。とりあえず探しながら一周。暗くて見つからない。朝また来てみよう。
結局帰り道に道端で吸った。
帰って急にホットケーキを焼く。夜なのでミキサーはうるさいから使えず、ふっくらとは焼けないけれど夜のおやつには十分だった。

どんどん落ち込んでいる。天気が悪くなるのだろうか。希死念慮高まる。無気力が高まってやりたいことがない。何もしたくない、がやりたいこと。でも何もしないで居続けて希死念慮が高まる連鎖反応。強いていうなら好きな人に会いたい。でも相手の感情次第なので期待しても仕方がない。しかも昨夜会ってくれたのに。食事だけでなくシーシャにも付き合ってくれたのに。贅沢病だ。きっと半年後くらいに連絡したらまた会ってくれるだろうけれど、そんなものを楽しみに生きていたら途中で死んでしまいそう。なんとか人に期待せず、目標を持って生きたい。
それにしても、死にたいのに、お腹も空いてないのにホットケーキを焼いて食べるのは何なんだろう。でも食べ終わるとまた食べたくなるから、好きな人に対する感情と一緒なのかもしれない。埋めることはできない。満たすことはできない。昔は人を羨ましがることも多かったけれど、自分に期待できなさすぎてもう人を羨ましいとも思わないし、でもそれで大事な感情を失ったかもしれない。自尊心みたいなものがない。それなのに満たされない、と思っているということは、満たしたいという願望があるということだし、その空白の部分は自分に対する期待なのだろうか。もっともっと自分に期待しなくなればいいのだろうか。
わからない。寒い。寂しい。部屋がくそ暗い。磁場がおかしい。Googleマップが変な場所にピンを打つ。「岸までの燃料が希死念慮」駄洒落さえクソくらい。

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